今月5日に「古くて新しい、ギリシャのスーパーフード『ヒオス島産マスティハ』の口腔衛生効果」と題したイベントが都内にて開催された。同イベントは、EU(欧州連合)及びギリシャ政府の支援の下に「欧州PDO製品:貴重なしずく」と題するプロモーションキャンペーンの一環として昨年より行われて、今回で2回目となる。
ヒオス島産マスティハは、ギリシャのヒオス島南部でのみ生育するマスティハの木から採取される、天然の半透明な芳香性樹脂。結晶、パウダー、カプセル、オイル、ガムの5種類で提供されており、世界中に輸出され、食品・飲料・医薬品・化学、化粧品及び香料業界など様々な用途で利用されている。特に口腔衛生効果については古代から知られており、多くのエビデンスを持つ。さらに抗菌、抗炎症、抗酸化、創傷治癒及び皮膚再生、消化作用などでも科学的研究が進んでいる。
イベントでは、ヒオス・マスティハ生産者組合副理事長兼研究開発部長のイリアス・スミルニウディス氏がキャンペーンの説明と、マスティハの歴史と市場について紹介。続いて、ヒオス歯科医師会会長のアンドレアス・カラムゾス氏がマスティハの最新科学エビデンスを解説した。最後に日本におけるマスティハのオーラル研究と臨床事例を、とつかグリーン歯科医院院長の渡辺秀司氏が行い終了した。