佐藤計量器製作所は、このほどHACCP機能を搭載した防水型デジタル温度計「SK-270WP」を発売した。
SK-270WPの最大の特長は、測定対象物が設定温度を超えると自動でタイマーをスタートさせるHACCP機能を搭載していることだ。3通りの設定温度・時間を設定可能で、設定時間に達するとブザーやLED点灯で知らせる。CCP管理の高効率なモニタリングをサポートする。また食品検査時の異物混入防止のため指示計へのシール貼付をせず、機器固有のシリアルナンバー、校正年月は電源投入時に表示される。現場での履歴管理が容易に行える。
本体指示計ケースはポリカーボネート樹脂を採用。従来のABS樹脂と比較して耐熱・耐衝撃・アルコールの耐性に優れている。指示計はJIS C 0920 IP67に準拠した高い防水性能のため、流水での丸洗い(センサ接続時)、アルコールでの拭き取り清掃が可能となっている。また、衛生性を担保するため、ゴミが付着しやすい溝と穴を極力作らない設計となっているほか、表示が見やすい堅牢ボディーなのも特長。本体側面の保護ラバーで落下による破損の軽減化、表示部背面に傾斜をつけることで台に置いた場合の視認性向上も図っている。
SK-270WPは様々な測定対象物に対応できるオプションセンサを用意してほか、トレーサビリティー校正、JCSS校正も可能。価格は標準センサ S270WP-01付で19,800円(税別)。指示計のみは10,800円(税別)。