ナチュラル志向や健康志向の浸透で、多くの人が普段の食事でも野菜・果物摂取を心がけるようになったが、それでも野菜・果物不足は否めない状況である。そのため飲料やヨーグルト、菓子、その他加工食品等で不足しがちな野菜・果物を積極的に摂取する傾向が強まってきている。消費者の健康志向は近年上昇する一方で、メーカーサイドでも野菜・果実が手軽に効率よく摂取できるような商品開発が活発化している。それに併せ、各素材サプライヤーでも多岐に渡る素材を用意しアピールしている。
さらに野菜・果実の生理活性効果や素材の持つ健康イメージを訴求したものなど、消費者の細かなニーズに対応できる製品なども取り揃えられている。そういった野菜・果実系素材を使用した製品は今後も伸長を続けていくと予想される。
本稿では健康志向の高い野菜・果実系素材の開発と利用動向を探る。
●野菜・果実素材サプライヤー
・ヴィルドジャパン
・栄研商事
・三栄源エフ・エフ・アイ
・樋口商会
・八尋産業