デュポン ニュートリション&ヘルスでは、植物性食品の発酵製品市場向けに特別に配合された乳酸菌カルチャー「Danisco® VEGE Cultures(ダニスコ®ベジ カルチャーズ)を発表した。
同品は、マイルドな味わいから酸味のきいた味わいまで、消費者の多様な味覚と食感のニーズに対応し、大豆、ココナッツ、ナッツ、オーツ麦、トウモロコシ、米、果菜類など植物を主原料とする食品向けに開発されたもの。取り扱いが容易なフリーズドライ製法で、冷凍しなくても1年間保存できる。そのため、大規模生産だけでなく、小規模な生産にも対応できる。
また同品には、Lactobacillus acidophilus NCFM®(ラクトバシラス・アシドフィルス NCFM®株)とBifidobacterium lactis HN019™(ビフィズス菌 HN019™株)も含まれている。
発酵乳製品の代替品の発売は、この数年間で世界的に増加し続けている。年間成長率では乳製品の発売を上回った。さらに、発酵食品と消化器系の健康との密接な関連性も、発酵飲料などの代替製品の市場拡大を後押ししている。Danisco® VEGE Culturesは、成長を見込めるこの分野に向けた製品開発において、選択肢を広げることができる素材であると紹介している。