甲陽ケミカルは、グルコサミンの有する軟骨成分の過剰な分解を抑える機能(抗炎症作用)に着目し、関節軟骨の保護の観点から、次世代のスポーツニュートリション素材として提案を強化する。
機能性表示食品への届出をサポートする体制を整えており、12月14日には「軟骨成分の過剰な分解を抑える」旨をヘルスクレームとする自社商品の届出が受理(D265)された。骨や関節に過度な負荷がかかりやすいスポーツ時でのグルコサミン摂取を推奨していく。
同社では、スポーツによる骨・関節への負荷について、特に跳躍と着地、フェイントを伴う急加速と急停止の反復が含まれる競技は関節に過度な負担がかかり軟骨の分解が進む傾向がある、とみている。
そこで軟骨分解および骨分解バイオマーカー(CTX-Ⅱ、NTx)を用いて評価したグルコサミンに関する文献を調査。自転車競技選手を対象としたグルコサミン摂取試験(1,500㎎/日)では、軟骨分解マーカーCTX-Ⅱが有意に抑制されたことが明らかとなり、関節軟骨の保護(軟骨の損傷を防ぐ)の観点から、骨や関節に過度な負荷がかかりやすいスポーツ時でのグルコサミン摂取を推奨している。
これらデータをもとに、自社商品「グルコサミン」が12月14日付けで機能性表示食品の届出が受理。「本品にはグルコサミン塩酸塩が含まれます。グルコサミン塩酸塩は、運動における軟骨成分の過剰な分解を抑えることで、関節軟骨の正常な代謝を促すのに役立つことが報告されています。関節負荷の少ない方に適しています。」と表示している。