常磐植物化学研究所は11月19日に東京大学本郷キャンパス薬学系総合研究棟にて第56回植物化学シンポジウム・(株)常磐植物化学研究所創業70周年記念シンポジウム「植物化学研究の基礎と展開」を、植物化学研究会と共同で開催した。
■シンポジウムは3部構成
第1部 ノースキャロライナ大学特別教授 李 國雄氏の特別講演「Strategies and Perspectives on New Drug Discovery from Chinese Herbal Medicine」
同社代表取締役社長 立﨑 仁氏の共催者講演「KPMF-8: 抗老化化合物としての可能性」
第2部 招待講演
理化学研究所 中林 亮氏「質量分析を用いたメタボロミクスの多次元化:植物成分の解析を例に」
奈良先端科学技術大学院大学 准教授 峠 隆之氏「アブラナ科植物からの紫外線防御成分とゲノム機能科学」
(株)ツムラ 大渕 勝也氏「漢方薬・漢方医学の科学的理解に向けたメタボロミクスの活用」
京都大学 教授 山口 信次郎氏「ストリゴラクトンの生合成と受容」
名古屋大学 教授 吉田 久美氏「古くて新しい植物色素の化学」
第3部 学生・若手研究者によるポスターセッション(およびディスカッション)
3名の優秀発表者には、優秀賞となる「松尾仁賞」が贈られた。受賞者は左から
千葉大学大学院医学薬学府薬学研究院 野﨑はるか氏「センダン科植物からのロカグラミド関連天然物の探索」
東京大学大学院農学生命科学研究科 張迷敏氏「The activation mechanism of human SIRT1 by KPMF-8」
東邦大学薬学部生薬学教室 大月興春氏「沈丁花由来の抗HIV活性を有する大環状daphnane型ジテルペノイドに関する研究」
詳細は同社のホームページをご覧ください
https://www.tokiwaph.co.jp/70thsymposium/