テストーは、去る12月3日にプレスカンファレンスを行い、耐熱・耐圧データロガーなど新製品4アイテムを発表した。
主に食品・飲料業界の殺菌工程向けに開発されたモデルとなる、耐熱・耐圧データロガー「testo 191」シリーズは、レトルト食品、飲料缶、缶詰の殺菌工程、高圧蒸気滅菌、凍結乾燥プロセスの温度・圧力モニタリングに最適なロガー。測定温度範囲は-50~+140℃、耐圧は4気圧まで対応しており、気密試験またはオートクレーブや凍結乾燥器の圧力チェックにも適している。
本体筐体はSUS316L、バッテリ筐体は高機能樹脂PEEKを使用しており、耐熱・耐摩耗性に優れている。バッテリ交換は工具不要で回して取り付けが可能。わずか30秒で簡単に行える。その他、1,800稼働時間のオートクレーブ試験をクリアした堅牢性、シンプル構造のソフトウェアによる直感的な操作性、国内温度校正・バリデーションが可能な点なども特長だ。
同ロガーには、製薬業界に向けとしてFDA 21 CFR Part11対応専用ソフトウェアによりセキュリティ機能を充実させた「testo 190」もラインアップしている。
その他、マルチ環境計測器「testo 400」と燃焼排ガス分析計「testo 300」のリリースも発表された。両機種とも同社のフラッグシップモデルに位置づけ拡販を図っていく。