大和薬品の開発したLK乳酸菌米培地生成物「米ケフィラン」は、ケフィアに特徴的な乳酸菌(Lactobacillus kefiranofaciens)を米培地で培養した“植物性ケフィラン”。主な機能性成分となる粘質多糖ケフィランを高濃度に含有しており、米ペプチドやGABAなど乳酸菌生産物質も含む。
機能性研究において抗アレルギー、花粉症症状改善、腸内環境改善、整腸、抗動脈硬化、血糖降下、肝機能改善など様々な作用が確認されている。最近では長寿遺伝子に関する研究(線虫の抗老化効果)が報告され、さらにアトピー性皮膚炎の改善や潰瘍性大腸炎の軽減などの症例も上がってきていることから、臨床試験など研究の深堀も検討されている。
特に同社が注目しているのが抗アレルギー作用と腸内環境改善作用で、今後の需要増加が予想される整腸・腸内環境向け商品やアレルギー分野の商品に提案を進めたい意向。国内市場での販売も波に乗りつつあり、今後の海外展開にも期待がかかる。
※「食品と開発」3月号は、機能性素材や健康素材について各社が販売している各種素材の紹介をしています。ご興味ある方はぜひご購読ください。
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