エル・エスコーポレーションが販売している「サバペプチド」は、国産の天然サバを丸ごと使い、たん白質を高純度にペプチド化した素材で、非常に強力な抗酸化機能を持つ新規物質「セレノネイン」(有機セレン化合物)が含まれている。
セレノネインは2010年に発見された新規物質で、強力な抗酸化作用に加え、高血圧やNASHなど生活習慣病対応、疲労抑制などに関する機能性が調べられている。認知度はまだ高くないものの、優れた機能性を有することからデータと合わせて認知度拡大に努めている。
サバペプチドの利用は、錠剤やカプセル型のサプリメントはもちろん、ドリンクにも使え、サバのうまみ成分も含んでいることからパスタソースなどの調味食品にも利用できる。サバ関連の食品・製品を専門に扱っている大阪の(株)鯖やと共同展開を行っており、食品分野ではすでにスープや調味料などに応用が進んでいる。サプリメント分野でも同社とコラボした「まるごとSABAペプチド」(写真)を自社ブランドで発売した。希望小売価格は3838円(税別)。
機能性研究も進められており、サバペプチドの疲労抑制機能についてのメカニズムを解明しつつある。