三菱ケミカルフーズの販売する有胞子性乳酸菌「ラクリス™」(Bacillus coagulans SANK70258)は、腸内細菌叢改善、便性改善作用を持ち、サプリメントや健康食品、ビスケットやキャンディなど幅広い分野で長年採用し続けられている。
粉末の「ラクリス™-S」は菌数が50億個/g以上、デキストリンを加えて顆粒化した「ラクリス™-S顆粒」は10億個/g以上で規格化。昨秋には賦型剤をデキストリンにしたアレルゲンフリータイプで米国・中国市場にも対応した「ラクリス™-15」(150億個/g以上)も揃えた。
ラクリス™を配合した製品がこのたび便通改善機能を持った機能性表示食品として受理された。有効摂取量が1億個/日(20mg/日)と少なく、少量で体感が得られ、コストメリットもある。現在は便通改善機能のみだが、肌改善に関する試験を実施しており、表示できる機能性としての可能性を探っている。併せて腸内の善玉菌、有機酸、腐敗産物なども調べている。プレバイオティクスとの併用試験も行い、シンバイオティクスを目指す顧客にも対応していく。
同品は胞子を形成するため熱や酸に強く、胃酸でも死なずに生きたまま腸まで届く。腸内で発芽して増殖し、乳酸をはじめ様々な代謝産物を作り、それが腸内環境を整える手助けとなる。これが生菌(プロバイオティクス)を摂取する意義と考え、生菌の良さを改めて紹介している。
※乳酸菌をはじめ、腸内環境改善、プロバイオティクス・プレバイオティクスなどをまとめた特集を掲載した4月号が発刊されました。ご興味のある方はご購読をご検討ください。
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