食品素材の記事

オリザ油化、「花椒オイル」の抗う蝕作用を発見

オリザ油化は、唾液分泌促進効果を訴求した機能性食品・化粧品素材「花椒オイル(Saliva Moist™)」について、虫歯菌の増殖を抑制する抗う蝕効果を見出し、特許を出願した。

花椒オイルのS.mutans菌の増殖抑制、または殺菌作用があるか、in vitro試験を行った。すると、花椒オイルにはほぼ濃度依存的にS.mutans菌の増殖抑制効果があることが確認できたため、口腔内においてもS.mutans菌の増殖抑制効果が期待できると考えられた。

花椒オイルについては、すでにヒト試験において唾液の分泌促進作用が確認されており、ドライマウス症状の改善に有効なオーラルケア素材として紹介しており、今回新たになったS.mutans菌の増殖抑制効果と合わせ、2つの口腔ケア効果を持つ新素材として提案していく。キャンディ、ガム、グミ、可食フィルム、錠菓、歯磨き粉など、幅広い製品への利用が可能と考えられている。

関連記事

  1. 一丸ファルコス、食品原料のプラセンタパウダー規格に「エクソソーム…
  2. ケルセチン配糖体摂取による血管内皮機能の改善に期待
  3. DSM、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」のビタミンプレミ…
  4. 東洋新薬、東京大学との連携 第二弾 ―『大麦若葉エキス末』が骨格…
  5. グリーンオート乾燥エキスの単回摂取による認知機能への影響を調べた…
  6. 高吸収リポゾーム化ビタミン・ミネラルと二酸化ケイ素代替素材を披露…
  7. 乳酸菌20種プレミックスのNASHおよび発がん抑制機能
  8. ツルヤ化成工業、食添グレードのアジピン酸のサンプルワークを開始

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP