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BASF とGlycosyn、知的財産権の保護に成功

BASFとGlycosynは、BASF が特許を持つ過敏性腸症候群(IBS)に効果を発揮するヒトミルクオリゴ糖(HMO)製品について、米国のAmazon.com における類似品の販売無効化に成功したと発表した。BASF は米国特許第10,098,903 号に基づいてAmazon Utility PatentNeutral Evaluation Procedureを申請し、知的財産権侵害の申し立てをしていた。

BASF は、胃腸の健康のための2′-フコシルラクトース (2′-FL)* に関してGlycosyn からライセンス供与された特許と専門知識を保有している。Glycosyn は、HMO の開発を専門とする世界有数のテクノロジー企業で、成人の胃腸の健康を改善するHMO の生産と使用において独自の知的財産とノウハウを確立し、所有している。

BASF の2′-FL ブランドである 「PREBILAC® (プレビラック)」 は、2019 年に発売され、消化器系の健康をサポートする消費者向け2′-FL 栄養補助食品の商品化に向けて、顧客と緊密に協力して取り組んでいる。また、新たな科学的根拠により、2′-FL が健康的な腸内フローラと免疫調節機能に貢献することが明らかになっている。2′-FLのもつプレバイオティクス機能はヒトの胃腸の健康をサポートし、 IBS のような消化器系疾患に対する抗炎症剤としても作用する。

BASFでは今回の手続きは、BASF が自社の知的財産およびライセンス供与を受けている知的財産の保護と強化に対する継続的な取り組みの一環である、としている。

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