オリザ油化では、米胚芽由来γ-アミノ酪酸(GABA)製品「オリザギャバ」において、このたび新たに「睡眠の質改善作用」および「肌の弾力維持作用」のSR作業を完了したと発表した。
GABAを関与成分とした機能性表示食品では、これまでに「精神的ストレスの軽減(リラックス)作用」および「高めの血圧低下作用」をヘルスクレームとしたSRによる届出サポートを行っている。今回のSR作業により2つの機能性が加わり、GABAの機能性表示申請では、「精神的ストレス軽減」「高めの血圧低下」「疲労感の軽減」「睡眠の質改善」「肌の弾力維持」という5つのヘルスクレームでの届出サポートが可能となった。
「睡眠の質改善」では、GABAの100mg/日摂取により睡眠時脳波が改善するという論文結果より、1日あたり100mgのGABAの摂取により、「本品にはGABAが含まれます。GABAには睡眠の質(眠りの深さ)を向上させる機能があることが報告されています。」 というヘルスクレームが可能であると考えた。
「肌の弾力維持」では、GABAを1日あたり100 mg摂取することで肌弾力の指標である「総粘弾性(R2)」「正味の弾性(R5)」「戻り率(R7)」がプラセボに対して有意に高い値を示すことが分かった。この結果より、1日あたり100 mgのGABAの摂取によって、「本品にはGABAが含まれます。GABAには肌の弾力性の低下を抑え、肌の健康に役立つ機能があることが報告されています。」というヘルスクレームが表示可能であると考えた。
・総粘弾性(R2) 10秒間で最大まで引き上げられた皮膚がどれだけ元の状態にまで戻れるかを示した値
・正味の弾性(R5)プローブに吸い込まれた直後に引き上がる皮膚の高さと吸い込みを開放した直後に戻る皮膚の高さの比率
・戻り率(R7)引き上げた皮膚を離した直後に戻る皮膚の高さが10秒間で最大まで引きあがった皮膚の長さに対してどれだけの割合かを示した値