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扶桑化学工業、CVCへの出資を発表

総合果実酸メーカーの扶桑化学工業は9月30日付で、オイシックス・ラ・大地が組成したフードイノベーション領域に特化したコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)「Future Food Fund1号投資事業有限責任組合」(FFF)へ出資することを明らかにした。FFFへの出資額は1億円で期間は10年。

FFFは、2019年10 月に日本の食のスタートアップエコシステム(スタートアップ企業を成長させ、 事業を加速させる仕組み)を作るために、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としてオイシックス・ラ・大地株式会社の子会社Future Food Fund株式会社が設立したCVC。今回の出資を通じて、FFFが出資するスタートアップ企業と協業・連携することで、今後成長が期待されるフードテック(※)市場を念頭に、「食を通じて人々の暮らしを豊かにすること」ができる新規事業・製品の創出を目指す。

また、このファンドに出資する LP(有限責任組合員)企業やオイシックス・ラ・大地との連携も期待でき、同社が蓄積してきた経験や技術を活かしFFFが掲げるスタートアップエコシステムの構築およびフードテック市場・フードイノベーションの拡大に貢献していく、としている。

※フードテックとは、「食(Food)」と「テクノロジー(Technology)」が融合して新規サービス・商品を創出する動きのこと。キーワードは「人工肉・代替肉」「食糧不足・フードロス問題」「食の安全」「健康食」「植物工場」など多岐にわたる。

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