日本豆乳協会は、全国の高校生を対象に豆乳摂取に関するアンケート調査を行った。同協会は2019年から若年層における豆乳摂取の実態を調査しており、第2回となる今回は、家庭内での豆乳購入率が増加していること、高校生の豆乳摂取頻度も増加傾向にあることが分かったと発表した。
2020年9~12月に、豆乳協会が実施している「スポーツ×豆乳応援キャンペーン」に参加した全国31校の約13,000名の生徒を対象に、アンケート調査を実施。約8,000件の回収があった。
【結果】
●全体の約80%が「豆乳の摂取経験」
「豆乳をよく飲む」、「豆乳をたまに飲む」が増加傾向(前年比約10%増)
●豆乳購入世帯の割合も増加
43.5%の家庭で「豆乳をいつも購入している」もしくは「豆乳は家にあることもある」
●「豆乳を今後も飲んでみたい」という生徒が全体の約65%で、昨年比で10%上昇
「豆乳鍋」や「(豆乳の)スイーツやデザート」などを通し、豆乳を摂取していること、「植物性たんぱく質の摂取の重要性」を知ったことなどから、豆乳に対して好意的な印象を持ち、摂取の機会が増加し、愛飲意向が高まっている傾向がみられた。
●なお、地域差や男女差はみられなかった。
豆乳協会では、主に高校生を対象とした食育活動を積極的に展開。豆乳の特長や有効性をまとめた広報誌の発行・配布とともに、「豆乳食育移動教室」や「スポーツ×豆乳応援キャンペーン」の活動等を通して、若年層に植物性たんぱく質摂取の重要性や豆乳や大豆食品等に関する啓発活動を行ってきている。