オルガノは、処理能力の効率化と省スペース、省エネをコンセプトにしたユニットタイプの純水製造装置「スーパーデサリナー SD-XP/HFシリーズ」(写真)を発売した。
同装置は、前処理装置・RO膜・EDIをコンパクトにユニット化したほか、IoT/ICTシステムによる運転管理アシスト機能を搭載した最新型純水装置。ユーザーの原水水質に応じて最適な流量に自動調整可能なため、現場での手動調整を最小限に抑えることができる。
また、同社独自のデータ解析により活性炭、安全フィルタ、RO膜の性能低下リスクを水質が悪化する前に知らせる健全性判定アシスト機能も特長。遠隔監視システム(オルトピアDW)の標準搭載により装置の稼働状況を把握できるため、満足度の高い保守サービスの提供を実現している。
さらに2段ROシステムと自社開発のEDIスタックの搭載により、高純度純水の安定供給が可能なほか、ROポンプへのインバーター搭載により優れた省エネルギー性を実現している。
同装置は再生型純水装置で必要な酸・アルカリ薬品が不要なため、危険な薬品の保管や補給作業がない点もセールスポイントだ。ラインアップは処理水量1.0㎥/h~3.0㎥/hまでの5機種を取り揃えている。