植物たん白のパイオニアであるロケット社は、自社のエンドウたん白に関して最新のDIAAS方式で調べ、栄養に関する優れた結果を得たと2月10日に発表した。2月10日は国連総会が定めた「世界マメの日」であり、今回の発表はそれを記念したもの。
ロケット社とフランスのINRAE(国立農業食品環境研究所)との共同チームが行った最近の研究で、エンドウたん白のDIAASが100であると結論付けられた。エンドウたん白はバランスの取れたアミノ酸プロファイルを持ち、消費者の栄養ニーズに応えられるものであると言及している。
DIAASとは、Digestible Indispensable Amino Acid Score(消化可能な必須アミノ酸スコア)の略で、FAO(世界保健機関)が推奨している方式。「NUTRALYS®」はPDCAAS(タンパク質消化率補正アミノ酸スコア)で93という値を得ているが、今回のDIAASという高レベルの方法による結果(100)は、PDCAASの値を補完するものと考えられている。
以下、関係者談
キャロリーヌ・ペロー氏(ロケット社 栄養・健康研究マネージャー)
「学術専門家との高度な科学的コラボレーションのおかげで、エンドウたん白の優れた栄養価を、より人体に即したDIAASという方法論を使って、お見せすることができました。 これは、エンドウたん白の栄養的利点に関する専門知識を共有する一つのステップでした。」
ジェレミー・バークス氏(ロケット社 植物たん白担当上級副社長)
「この研究成果は、エンドウたん白が優れた植物ベース原料であることを示す証拠の一つです。」
ジュリアンヌ・カルベス氏(INRAE 研究員)
「健康なボランティアを使った臨床研究で、ロケット社のエンドウたん白分離物は、高い消化率に関連するバランスの取れた必須アミノ酸組成を示しました。 エンドウたん白分離物が、植物たん白の優れた供給源であることを示す、DIAAS 100を取得しました。」
ロケット社の調査によると、2014年から2020年の間に、植物たん白製品の発売数が5倍になったという。同社は強力な専門知識、積極的な投資、イノベーションへの意欲により、世界中の人々がより多くの植物たん白を食事に加えるのをサポートし、今日の食品革命に貢献することに強くコミットしている。