脳は膨大な記憶容量を持ち、約140億個の神経細胞があるといわれている。認知・学習・記憶・思考・言語・自由意志・情動・理性・感性など、ヒトで最も発達した精神機能は脳の働きによるものだが、そのメカニズムはとてつもなく複雑で、数多くの働きが未知の謎として残されている。研究の進展とともに脳と食事の関係が注目されるようになり、認知症の一次予防としての食事の重要性や、脳機能に有効な成分として多価不飽和脂肪酸やリン脂質の働きに関心が高まるなど、「ブレインヘルス」を科学的に解明しようとする動きが活発化している。
本稿では、脳機能活性が期待される主な食品素材の研究・開発動向を取り上げる。
☆主なサプライヤー
カーギルジャパン
シュワーベ・グリーンウエーブ
日本油脂