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オメガ6脂肪酸を規格化した安定性の高い粉末素材を上市

池田糖化工業は、オメガ6脂肪酸の含有量を規格化し、植物由来原料のみを使用して粉末化した「ボラージ油パウダー10E」「紅花油パウダー30E」の販売を開始する。いずれの製品も粉末の流動性が良く、水に分散しやすいのが特徴で、保存安定性に優れる。

「ボラージ油パウダー10E」は、地中海沿岸地域原産のボラージ(和名:ルリジサ)の種子から抽出した油を原料に粉末化し、γ-リノレン酸含有量を10%以上に規格化した乳白色の製品。γ-リノレン酸は、オメガ6に分類される多価不飽和脂肪酸で、アトピー性皮膚炎の症状改善に有効であることが報告されている。

「紅花油パウダー30E」は、紅花(ベニバナ、サフラワー)の種子から抽出した油を原料に粉末化し、リノール酸の含有量を30%以上に規格化した乳白色の製品。オメガ6に分類されるリノール酸は、ヒトの体内で合成できない必須脂肪酸であり、完全食をはじめとする栄養を補う食品に利用できる。

同社はこれまで、亜麻仁由来のα-リノレン酸を20%以上に規格化した「亜麻仁油パウダー20E」、微細藻類由来のDHA含有量を10%以上に規格化した「植物性DHAパウダー10E」などオメガ3脂肪酸の含有量を規格化した製品を販売しており、オメガ6脂肪酸との併用などオリジナルの処方提案からOEMに至るまでフォローアップ体制を整えている。先行販売するオメガ3関連粉末は、常温流通できる安定性の高さが評価され、サプリメントのほか、完全食やプロテイン、粉末飲料など採用領域も広がっている。

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