トリニティーラボでは、食感の数値化を目指した噛み心地の評価測定機をこのほど発売した。
同社はこれまで摩擦学と触覚科学に基づいた多機能型静動摩擦測定器を開発販売してきたが、本装置は人の咀嚼の動きを再現するよう、速度を変えながら測定できるようにした。荷重計測にロードセルとステージ駆動状態を把握するレーザー変位計を搭載し、人が感じる噛み心地を数値化した。
また触覚接触子として舌表面の形状を再現した舌モデル、若い人の指の指紋の平均を取り指表面を再現した指モデルを開発し、食感としてのクリームなどの滑らかさ、食パンの舌触りや麺類のつるみ感、また指で触った時の触覚評価ができる測定機も開発されている。様々な治具も揃っており、オプションで加熱、冷却テーブル、調湿のための囲いなども揃えられている。