三菱化工機アドバンスでは、次世代の資源として研究が活発化している微細藻類の可搬ユニット型培養装置「AlgaCube」を発売した。
同社ではこれまで大型の培養装置も手掛けていたが、研究用に装置の小型化が必要と考え、小容量からスタートし徐々にスケールアップでき、どこでも設置できる可搬ユニット型の装置を開発した。
原理はポンプ循環を行いながら太陽光及びLED灯の光源をガラス管培養槽へ受光させる閉鎖式培養法。温度、光など培養条件を決めてからは、可搬型なので屋内、屋外どちらでも使用可能で、閉鎖型リアクターなのでコンタミネーションを抑えられる。
同社では培養装置の販売だけでなく、藻類培養から収穫、乾燥に関する設備のエンジニアリングまで行っており、ユーザーの要望に合わせ、計装器、ポンプ、補機類などカスタマイズも可能。