未分類

品質管理のための水分活性・pH測定計

pHと水分活性(Aw)は、微生物制御という観点はもちろん、食品の品質保存上重要なパラメータである。
HACCPでは微生物制御のための3大モニタリング項目として、温度とともにAwとpHをチェック項目としている食品は多い。
しかし、温度については微生物制御の観点からの必要性がよく認識されているが、AwとpHについては、微生物などの危害制御を目的としたモニタリングはあまり行われてこなかった。
ただ、「食品衛生法施行規則及び食品、添加物等の規格基準」が平成5年に一部改正されたことにより、ハム・ソーセージなどの非加熱食肉製品には表示事項にAw及びpH値の追加を義務づけられ、「当該製品について適正な保存基準が表示されていること及び保存基準が遵守されていることを確認する」ものとして、現在では大手メーカーを中心にAwとpHによる監視はほぼ定着している。
また最近では健康志向を反映し、タレ・調味料などにおける減塩化が進んでいるが、これらは微生物の面から見ると腐敗・変敗しやすい食品であることから、よりシビアなAwとpHの管理が求められるようになっている。

関連記事

  1. 【4月号】乳酸菌―プロバイオ・プレバイオからシンバイオティクス・…
  2. 洗浄・除菌剤と関連資材の開発動向
  3. CLOSE UP
  4. 【4月号】シュガーレス・低カロリー食品と素材の市場動向
  5. 食品衛生管理のための機器・資材
  6. 安全性・有用性の受託試験
  7. 画像処理システムの最新動向
  8. 【4月号連載】産学官シリーズ58機能性が注目される神奈川県の農水…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2025

PAGE TOP