調査会社のクロス・マーケティングでは、全国20~69歳の男女を対象に「食品の保存に関する調査(2023年)」を実施。「食事や食材が余った時の保存方法」や、「食品の『まだ食べられる』と思うライン」などについて調査した。インターネットを用いた調査で、有効回答数は1,100サンプル。
◆余った食事や食材は「とりあえず冷蔵庫に入れる」
食事や食材が余った時の保存方法では、「とりあえず冷蔵庫に入れる」が64.9%で最多となった。年代が上がるにつれて「とりあえず冷蔵庫に入れる」人が多くなり、60代は73.6%を占めた。次いで「とりあえず冷凍庫に入れてしまう」が全体では17.3%であったが、こちらは年代が若い人の方が多かった(20代19.5%、30代21.4%)。
◆賞味期限が数日過ぎても気にしない
「まだ食べられる」と思う食品のラインは、「賞味期限が数日過ぎても気にしない」が46.1%で最も多く、「消費期限が数日過ぎていても気にしない」が32.5%、「変なにおいや傷みがなければ気にしない」が29.9%、「ちょっとでも色が変わったりしていたら食べない」が20.4%であった。一方で、「消費期限を絶対守る」は18.9%、「賞味期限を絶対に守る」は11.7%であった。
◆冷蔵庫は「掃除をしていない」、冷凍庫は「スペースが足りない」
冷蔵庫の気になることは、「冷蔵庫の中の掃除をしていない」が24.2%と高く、「冷蔵庫の中のスペースが足りない」18.4%、「冷蔵庫に入れた残り物はいつまで食べられるか不安」16.9%と続いた。さらに「つめこみすぎて冷えにくい」(8.9%)、「どこに何が入っているのかわからない」(8.4%)との問題を抱える人もいた。
一方、冷凍庫で貴になることは、「冷凍庫のスペースが足りない」が24.6%でトップ。僅差で「冷凍庫の中の掃除をしていない」(22.7%)、「冷凍してからどのぐらい持つか分からない」(21.5%)が続いた。