国内の主力は成型加工品・健康素材にシフト
加工食品市場の成長を影で支えてきたFD(凍結乾燥)食品は、野菜などの主要品目の製造が中国など海外にシフトする一方で、国内のFD食品受託製造メーカーでは高度な技術を要する成型加工食品や機能性食品など付加価値品の製造に注力するようになっている。国内の受託メーカーでは、さらに品質やユーザーニーズに対応したキメの細かいサービスにより、海外品との差別化を図っている。一般食品市場が飽和する中で、今後は生活習慣病食、介護食などの分野でのFD食品の開発も期待されている。
本稿ではFD食品の現状と受託製造企業の動きを通して今後の市場動向をみていく。
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