食品素材の記事

東洋サイエンス、プロバイオティクス市場に参入

東洋サイエンスでは、イタリア・PROBIOTICAL社の乳酸菌、ビフィズス菌の生菌及び生菌製剤の販売を開始した。PROBIOTICAL社は1985年からプロバイオティクス菌種に関する徹底的な研究と製造工程の最適化、菌種が人の健康にもたらす作用の研究を行ってきた企業で、プロバイオティクス菌種の多さと様々な機能に及ぶエビデンスの豊富さは群を抜いている。臨床試験などで機能が検証された乳酸菌、ビフィズス菌などの単菌を60種以上販売するが、さらに菌の組み合わせによる混合菌でのエビデンス検証、他の素材と組み合わせた製剤なども開発しており、ユーザーの要望によりオーダーメイドの製剤の開発も行っている。

様々な機能性を持つプロバイオティクスの中でも、期待されるのがメンタルヘルス向けの混合生菌「BIFIZEN」だ。3種の乳酸菌とビフィズス菌の混合菌で、独自の臨床試験で睡眠の質改善、疲労・抑うつ気分の軽減などが報告されている。さらに尿路感染予防のための生菌製剤「Bificist」(3種の乳酸菌、クランベリー、D-マンノース)も独自の臨床試験データを持つ素材として国内での動きが期待される。

また胃酸など消化液から生菌を保護し腸まで届けるマイクロカプセル化技術を有し、要望によりマイクロカプセル化での供給を行う。同社では今年の食品開発展(10月23~25日)に出展し、PROBIOTICAL社製品をお披露目する予定。

※食品開発展についてはこちら⇒ https://hijapan.info/
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