上限値問題で揺れた大豆イソフラボン市場だが、今年に入り市場はかなり回復してきている。それは大豆イソフラボンがもつ有用性についての正しい理解が進んでいることも一因であろう。イソフラボンに限らず大豆食品を摂取することが、人々の健康に大きなメリットをもたらすということは、さらに啓蒙していかなければならない点だ。生活習慣病対策の点からみても、大豆成分の機能性や推奨摂取量などの対する情報提供と、摂取しやすい形態を提案しながら市場を広めていく必要性は高い。
本稿では改めて大豆由来機能性素材の市場動向、研究動向、各社の素材についてみていく。
<主なサプライヤー>
素材機能研究所
光洋商会
セーフテック・インターナショナル
大和薬品
タマ生化学
日本生物.科学研究所
不二製油
フジッコ