守田化学工業のステビア甘味料「レバウディオAX」が今年4月の上市以来、低糖食品をはじめ、プロテイン関連商品への採用を皮切りに、乳感やスパイス感の増強などフレーバーエンハンス効果が評価され、利用の幅が広がっている。
レバウディオAXはレバウディオサイドAを主成分とする前味型で、同社独自の精製技術により、これまで高甘味度甘味料業界では長年の課題でもあった苦味や残甘味を極限まで改良した製品。コクのある上質な甘味を有し、飲料や菓子以外の調味料関連品等にも違和感なく幅広く利用できる。砂糖を50%カットしたココア試作品では純品の「レバウディオAX」を適量添加するだけで、ココア感がアップすることを見出しており、カカオ豆高騰に直面するチョコレートフィリング向けにも期待が高い。甘味を感じさせない添加量(20~40ppm)で、焼き肉のたれやソース、カレーなど調味料関連品などにも違和感なく使用でき、素材感を引き立てるほか、後味をすっきり仕上げることができる。
同シリーズは純品の「レバウディオAX」(甘味度350~450倍)と甘味度を調整した「レバウディオAX-50」(甘味度175~225倍)を用意している。「次世代ステビア甘味料」として、甘味付与のみならず、これまで利用されてこなかったセイボリー領域に焦点を当て、味の底上げに効果的なレシピを用意するなど幅広く市場開拓していく。