日本豆乳協会は、2024年7-9月期における豆乳類全体の生産量は108,857kLで、前年同期比103.8%と増加したことを発表した。
生産量を分類別に見ると、
・豆乳(無調整) 36,331kL(109.2%) 引き続き増加
・調製豆乳 50,666kL(101%) ほぼ前年同様
・果汁入り豆乳飲料 4,776kL(112.4%) 増加
・フレーバー系の豆乳飲料(その他) 13,599kL(100.9%)
と、全体的に増加し、市場が拡大している。(出荷量も生産量と同様の結果を示した)
ただし、主に業務用の「その他」カテゴリーは、3,485kL(94.7%)と微減となった。
あらゆる食材、飲料の値上げが進む中で豆乳市場が増加している要因として、健康志向の生活者が豆乳を摂取し続けていること、プラントベース飲料に対する興味・関心が高くなっていること、などが挙げられている。
とくに、豆乳の特長や成分の優位性に触れる機会が増えたことが後押しとなり、無調整豆乳の愛飲者のリピート購入が増加した。ECサイトでの箱買い、スーパーでの1ℓパックの購入、テレワークの減少に伴うコンビニでの購入者も増加。ソイラテやシチュー等、日常的に愛飲(食)する機会が増えたことも一因になったと考えられている。