食用油脂の価格の高騰で、油脂を自主管理でチェックするための機器・資材の動きが今年になり急速に活発になっている。
昨年来、油脂の原料価格は、大豆、菜種、ひまわり油などいずれをとっても2~3倍の値上がりで、価格が下がる見込みの見えない高騰にユーザーは様々な対策を採らざるを得ない状況である。
油脂類の酸化劣化物は、生態に害を及ぼすことはよく知られており、フライ油のように高温調理して使う油脂では、酸化劣化物の程度を常にチェックして使うことが製品品質の安定化と経済効果をもたらすことになる。とはいっても原料価格の安い時は、測定までして管理しなくても時期が来れば交換すればよかったが、ここにきてそうは言っていられない状況になってきた。
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