平成19年の国民健康・栄養調査では、40~74歳では男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム該当者及び予備群と考えられることが判明した。また、糖尿病が強く疑われる人及び予備群該当者は合わせて約2,210万人と推定された。
年々増加する生活習慣病に対して、厚労省では昨年4月より「特定健診・保健指導(メタボ健診)」をスタートさせた。1年が経過し、今回行われた調査では、言葉の認知度は高いが実際の対策が不十分という実態が報告された。
食品でも抗メタボを訴求した製品が多く出されたが、成功しているのは体脂肪低減などダイエットに繋がる製品がほとんどで、これからメタボ対策でどのように市場を活性化していくのか、正念場を迎えている。本稿では、内臓脂肪低減や血糖値上昇抑制などに関する有効データを持った素材を中心に紹介し、その動向を探る。
<抗メタボ・ダイエット関連の素材を取り扱う主な企業>
●血糖値対応素材
大日本明治製糖
タマ生化学
トヨタマ健康食品
TOWA CORPORATION
横浜油脂工業
●血圧対応素材
DSMニュートリションジャパン
TOWA CORPORATION
●脂質代謝改善
一丸ファルコス
エーザイフード・ケミカル
サンブライト
タマ生化学
DSMニュートリションジャパン
TOWA CORPORATION
フジッコ
丸善製薬
ユニチカ
横浜油脂工業
●抗肥満・体脂肪減少・減量
セティ
TOWA CORPORATION
Naturex(ナチュレックス)
日清オイリオグループ
マリーンバイオ
ユニチカ
●食欲抑制
ケミン・ジャパン
DSMニュートリションジャパン
ビーエイチエヌ
マルハチ村松