ここ数年、食の安心・安全を揺るがす偽装・不適正表示が相次ぐ中で、原料の調達から食品製造・出荷に至るまでのデータの見える化・IT化の必要性が改めて問われている。品質保証・安全性の確保につながる商品情報のデータ化を実現するFood ITソリューションの導入は、企業の安心・安全に対するマインドの高さを証明すると同時に、人為的な偽装を抑止する効果もある。また、食品業界では安心・安全の確保はもとより、原料価格変動時代に対応した経営の効率化・競争力の拡大、商品開発力につながる生産管理・原価管理に対するニーズは急速に高まっている。
本稿では、食の安心・安心に加えて、生産性の向上、経営の効率化を実現する生産管理システムを始めとするFood ITソリューションの最新動向を紹介する。
■Food ITソリューションの有力サプライヤー■
「eBASE」をバージョンアップし先進的な機能を順次リリース
eBASE
実棚方式を採用し納入実績豊富な食品生産管理ソリューション「i-MIX」
情報システム
HACCP認証やISO22000取得を支援するITソリューション「Hazard Master」
日本事務器
食品ビジネスに特化した進化型ERP「CORE Plus qbic Food」を提供
日本事務器
多彩なデリコシステムの提供により固定ユーザーが増加
デリコ
品質管理・商品開発ソリューション「成分TADORS(タドルス)」
東京システムハウス
食品工場向け製造管理システム「CyberChefood」
日立ハイテクトレーディング
「Fress-E」、「cBPm」、「StepFood!」の3システムを提供
ブロード・システム・ソリューションズ