ここ数年、食品の安全性・品質に対するニーズは高度化し、微量成分分析の機会は急増している。特に96年からのポジティブリスト制度のスタートで、従来の分離分析プラス質量分析装置の需要が活発化。高度な分析需要に対応した前処理装置やカラム、ソフトの動きも活発化している。
食品は複雑なマトリックスが多くその中から対象となるごく微量物質を高感度に検出するための、ハードとソフトの開発・改良が続けられている。本稿では高速化、高感度化、環境対応が進む最新のクロマト分離分析装置及び質量分析装置の開発動向を追う。
<主な取り扱い企業>
●シェア拡大する超高速LC
日本分光
日立ハイテクノロジーズ
●高速・高感度・微量対応進むカラム
関東化学
ワイエムシィ
和光純薬工業
●迅速化のための前処理技術
日立ハイテクノロジーズ
和光純薬工業
●GC応用、におい成分分析のハード&ソフト
アルファ・モス・ジャパン
ゲステル
●分取クロマト
日本ビュッヒ