近年、ヒトの老化や生活習慣病に体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)等の酸化ストレスが関与することが明らかになってきた。
そのため、食品成分による酸化ストレスの防止や抑制の観点から、抗酸化成分(老化と病気の原因の90%に関係しているといわれる活性酸素を抑制・除去する物質)の評価・測定等が行われるようになってきた。それにともない、食品開発における新たな訴求機能としても抗酸化能は注目されるようになり、抗酸化能の測定・評価のための装置・試薬、試験機関などが脚光を浴びるようになってきている。また、抗酸化能の統一指標化に向けた「AOU研究会」の動向も注目が高まっている。本稿では、重要性高まる抗酸化力の検討と簡便化・高精度化が進む抗酸化能測定のための装置・資材の動向をみていく。
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【注目の抗酸化測定ソリューション】
○様々なサンプル測定に対応可能な簡易迅速測定キット
アロカ
○オーダーメイドサプリメントを実現する ANTI-ROMテストに注目集まる
ウィスマー研究所
○機能性評価や製品の付加価値向上に利用進むORAC分析
(財)食品分析開発センターSUNATEC