長引く不況を尻目に、美容・アンチエイジング食品市場は以前好調をキープしている。汎用性に優れた素材の開発が進み、最終製品への添加量が増加したこと、積極的なアプリケーション開発が行われていることが好調要因だ。
素材の動向についても、代表格であるコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドを中心に拡大傾向が続いており、これらの代表素材をメインにしながら、差別化を図るための植物抽出物など複数の素材を処方した製品開発も活発だ。最近のトピックスとして、体感性の高さで急成長している「プラセンタ」の台頭と「抗糖化」という新たなアンチエイジング訴求の展開が挙げられ、この2つをキーワードに今後もさらなる市場拡大が期待されている。本稿では、美容・アンチエイジング食品・素材の最新動向をまとめた。
<主な美容・アンチエイジング食品素材サプライヤー>
●コラーゲンペプチド
新田ゼラチン
ニッピ
ゼライス
日本ハム
チッソ
ユニテックフーズ
焼津水産化学工業
サンライフ
日水製薬
マルハニチロ食品
ビーエイチエヌ
●ヒアルロン酸
キユーピー
マルハニチロ食品
エル・エスコーポレーション
サンライフ
●セラミド
ユニチカ
オリザ油化
日本製粉
一丸ファルコス
ユニテックフーズ
●エラスチン
日本ハム
アルフレッサファーマ
サンライフ
●N-アセチルグルコサミン
焼津水産化学
ビーエイチエヌ
●コンドロイチン硫酸
マルハニチロ食品
日本バリアフリー
●核酸
エル・エスコーポレーション
バイオケム
マルハニチロ食品
●プラセンタ
一丸ファルコス
日本ハム
協和薬品
日本バリアフリー
●CoQ10
日清ファルマ
●シスチン
プロテインケミカル
●プロテオグリカン
一丸ファルコス
<植物エキス>
●松樹皮
トレードピア
●リンゴンベリー
オリザ油化
●レスベラトロール
ビーエイチエヌ
サンブライト
●桜の花エキス
オリザ油化
●β-クリプトキサンチン含有温州みかん抽出物
ユニチカ
●ルテイン
ケミン・ヘルス社
●月桃葉、スターフルーツ、ヒハツ
丸善製薬
●ザクロ、マンゴスチン
バイオアクティブズジャパン
●ソイポリア
コンビ
●ツバキ種子エキス
ビーエイチエヌ
●リコピン
ライコレッド社
サンブライト
●ライチ種子エキス
オリザ油化
●オリーブ果実ポリフェノール
サンブライト
<その他>
●ハナビラタケ
ユニチカ
●ツバメの巣
トレードピア
コンビ
●レバー酵素分解物
ILS
●南米ハーブ
ラティーナ