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【8月号】たん白・ペプチド素材の市場動向

 たん白素材は古くから食品の物性改良、結着、気泡などを目的に利用され安定した需要を持つ。現在は、その栄養機能に着目してスポーツニュートリション、高齢者分野での利用が定着している。ここ数年は、飲料やバー向けのアプリケーション開発が活発化しており、一般食品分での利用も多い。たん白原料の代表的なものとしては乳由来と大豆由来があり、原料価格については、需給バランスに影響されるが、ここ1~2年、景気の低迷から需要が落ち込み比較的安定している。

 ペプチド素材については、低アレルゲンや血圧対応、中性脂肪対応など機能面を活かした利用と発酵促進の培地としての利用が多く、安定した需要を維持している。本稿では、各種たん白・ペプチド素材の最新動向を原料事情やサプライヤーの開発状況を中心にまとめた。

<たん白素材の主なサプライヤー>

○乳たん白
・カゼイン・カゼイネート
メグレ・ジャパン
日本新薬
・乳清たん白(WPC・WPI)
フォンテラジャパン
日本新薬
日成共益
アーラフーズイングレディエンツ
・乳たん白濃縮物(MPC・TMP)
フォンテラジャパン
日成共益
メグレ・ジャパン
日本新薬
○卵白
キユーピータマゴ 
太陽化学
○植物性たん白
・小麦たん白
グリコ栄養食品
・米たん白
CJジャパン
・エンドウたん白
オルガノフードテック
ロケットジャパン

<ペプチド素材の主なサプライヤー>

○乳ペプチド
フォンテラジャパン
アーラフーズイングレディエンツ
日成共益
メグレ・ジャパン
○米ペプチド
オリザ油化
○コラーゲンペプチド
ニッピ
新田ゼラチン
○グルタミンペプチド
日本新薬
ケリー・ジャパン

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