2004年にハウス「ウコンの力」が発売されヒット商品となったことで、ウコンが肝臓をケアする素材であるという認知が定着、それに続くウコン関連製品の上市も相次ぎ、市場が活性化してきている。肝機能改善食品はアルコールを摂る機会の多い男性ばかりでなく、女性には肝機能がしみなどの発生に関係していることが知られるようになり、美容目的にも利用されることが多くなった。さらに、検診により肝機能の状態を数値で知ることができる機会が増えたことで、肝臓ケアを考える人も増加していると考えられ、今後、ウコンを始めとする肝機能改善素材市場のさらなる拡大が期待される。
本稿では、これら肝機能改善効果を持つ素材の研究動向と、サプライヤーの動向についてみていく。
<主なサプライヤー>
●ウコン
日本スタンゲ
セティ
丸善製薬
横浜油脂工業
●L-オルニチン
協和発酵バイオ
●レバーペプチド
日水製薬
●ポリコサノール
日油