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【1月号】食品業界で進展する環境対策イノベーション

 食品産業にとって廃棄物処理、排水処理、排気処理、悪臭対策はもちろん、CO2削減対策等の環境対策は、CSR(企業の社会的責任)におけるイメージ戦略や循環型社会形成の観点からも避けて通れない課題だ。大手冷凍食品メーカーの工場では、ギョーザ類やハンバーグ類などの製造過程で発生する原材料残渣を敷地内で肥料に再生し、これを販売している。 また、大手菓子メーカーは、廃棄物のリサイクルにより最終処分量ゼロを継続中で、全社的な省エネ設備の導入や設備運転の効率化なども継続実施しており、CO2排出量も削減するなど、中長期的に見てもこうした取組みが拡大していくことは間違いない。


 施行後5年間で20%以上のリサイクル率向上を義務付けた食品リサイクル法は平成19年度実績を基準に平成24年までの5年間、前年実績を超える上積みを求める。一方、排水の水質総量規制もさらに強化。また、近年は、商品における原料の採掘や栽培から、製造、加工、包装、輸送、購買・消費後の廃棄に至るまでの各段階で排出されたCO2の総合計重量を算出し、商品に表示するカーボンフットプリントといった取組みも浮上。商品に関わる環境負荷軽減への取組みが実態を表す数値として消費者の厳しい視線にさらされる方向性にある。この間、環境対策技術・装置の市場規模の拡大や技術革新の進展、各社の取り組みには目を見張るものがある。また、製造装置や調理機器などでも環境負荷低減(省エネ・CO2削減など)を図る取組みが浮上している。

<食品産業向け環境対策機器・技術の主な供給企業>

■排水処理対策

○嫌気性処理技術
エイブル
○膜(ろ過)技術技術
東電環境エンジニアリング
ユアサメンブレンシステム
○高含油排水用有用菌応用システム
ケイエルプラント
○余剰汚泥減容システム
テクノフロンティア
バチルテクノコーポレーション
○脱水機
石垣
ヘリオス
○マイクロバブルばっ気装置
エンバイロ・ビジョン
○窒素処理技術
日鉄環境エンジニアリング
○高濃度酸素供給システム
ワイビーエム

■臭気対策

  

○植物抽出消臭剤アプリケーション

 
  コンソルコーポレーション








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