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【4月号】食品品質のカギを握る温度管理技術

~現場状況、目的に沿った温度測定器の選択を~

 HACCPの登場以来、食品の製造工程において温度の情報は微生物制御と品質管理の観点から見逃せない重要モニタリング項目として確固たる地位を築いている。さらに昨今問題視されることの多い“食の安全性”の確保をめざし、導入が加速している各種マネジメントシステムの登場で、改めてCCP(重要管理点)における温度モニタリングの重要性が注目されている。
 温度測定にあたっては、各現場事情にあった機器が求められるようになり、機器メーカーの対応も多様化の一途を辿る一方で、温度測定値の正確さや信憑性、キャリブレーションの信頼性なども問われ始めている。加えて無人および遠隔での情報管理やデータ収集ニーズも高まっており、インフラが急速に進んでいるIT活用を前提としたデータロガー、コレクター、ソフトウェアの開発も進んでいる。本稿では、各社の温度測定計や資材の開発状況とITを活用した各種ソリューションの現状を見ていく。


<目的別温度管理システム>

■環境温度の管理
ティアンドデイ
■輸送時の温度管理
KNラボラトリーズ
■加熱殺菌工程での温度記録
エラブジャパン
パシコ貿易
■調理工程での温度記録
佐藤計量器製作所
サーモポート
理化工業
ハンナ インスツルメンツ・ジャパン
■研究開発用途
アステック
■温度計の精度管理と校正
フルーク


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