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排水処理設備の節電計画、節電対策への提案

排水処理設備の計画停電、節電対策商品として酸素供給剤「ハイオーツー」と高効率曝気装置「トリトン」を提案

 活性汚泥など、排水処理設備の電力消費の大半は空気(酸素)供給用のブロワ等の電力である。工場排水処理設備の70%以上で採用されている活性汚泥法をはじめとする好気性生物処理法にとって空気(酸素)の供給は不可欠だ。空気(酸素)が不足すると排水を浄化する微生物の活動が制限され、排水の浄化が十分できなくなるため処理水質が悪化することになる。また、空気(酸素)の不足は、処理水質の悪化のみならず硫化水素ガスなどの悪臭ガスの発生やバルキングなどの2次的なトラブルを引き起こす原因ともなる。一旦排水処理設備で空気不足(酸素)を起こすと排水を浄化する微生物に深刻な障害を与えることになり、この回復には多大な時間と労力を要することになる。
 この夏場には計画停電や節電でやむなく空気(酸素)供給用のブロワーを停止せざるをえない、あるいは運転台数を絞らざるをえない場合も想定される。排水処理設備を停止させた場合、未処理の排水を放流するわけにはいかないため、工場の製造ラインも止めざるをえないことになる。



 日鉄環境エンジニアリングでは、このような緊急対策として、酸素供給剤「ハイオーツー」の添加、さらには簡単に高効率な曝気を供給できる高効率曝気装置「トリトン」の提案を強化している。

水中の気泡の状態.jpg
トリトン5.5kw3フロートタイプ.jpg

・いざの時に酸素の缶詰「ハイオーツー」を
 ハイオーツーは微生物に対して活性な酸素酸中性塩の水溶液。活性汚泥微生物はこの酸素酸塩に含まれる酸素を溶存酸素と同じように呼吸に利用し、排水を浄化することができる。曝気(酸素)不足の曝気槽にハイオーツーを添加すると、速やかに処理水質を改善し、同時に硫化水素ガス等の臭気成分の発生を抑制することができる
 ハイオーツーは液状の安全・安定な薬剤で、手軽に使用することができる。ハイオーツー1m3は空気に換算すると約12,500m3の空気と等価の酸素を含有。同社では、常備できる非常時用の『酸素の缶詰』として提案を強化している。ハイオーツーは発売開始から10年、多くの工場、下水処理場で納入実績を持っている。
・高効率曝気装置「トリトン」
 高効率曝気装置「トリトン」を使用することで、曝気に必要な電力を節減できる。小型送風機と機械攪拌の併用でマイクロバブルを発生し、高い酸素溶解効率を得ることができる。トリトンは空気配管や散気管が不要。曝気槽に簡単に取り付けることが可能であり、また別売のフロートで曝気槽に浮かべて使用することもできる。簡単に曝気量の増強ができる、節電・省エネの切り札として提案を行っていく。
お問い合わせは日鉄環境エンジニアリングまで(TEL:03-3862-1611)。


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