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【9月号】冷え性・血流改善素材の最新動向

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 「体の冷えは万病の元」といわれるように、冷え性は肩こり、疲れ、不眠、肌荒れ、むくみなど様々な症状を引き起こす原因となるため、日ごろのケアが重要といえる。

 冷え症・血流改善素材の代表格としてはショウガが挙げられるが、07年に永谷園が発売した女性の冷えに着目したカップスープのヒットにより、ここ数年、ショウガを中心にヒハツ、L-シトルリン、高麗人参などの素材も好調のようだ。冷え改善の体感性や即効性も去ることながら、女性の美容・健康をトータルでサポートすることを訴求した商品が増えており、これも冷え性対策商品の人気を押し上げている要因といえる。

 本稿ではこれら冷え性・血流改善素材とそれを用いた食品の開発動向についてみていく。

冷え性・血流改善対策製品の開発動向

 冷え性対策の代表的な素材といえばショウガが挙げられる。ショウガはインド、中国、東南アジアを中心に古くから漢方薬や香辛料として利用され、日本でも血行促進目的に風邪の際には「しょうが湯」などがよく食される。そのため、身体を温める食材として消費者の認知も高い。ここ数年、ショウガを使った食品やサプリメントの商品開発が活発化しているが、・・・


各社が提案する冷え性・血流改善素材

●L-シトルリン

協和発酵バイオ

●ヒハツ

丸善製薬

●糖転移ヘスペリジン

江崎グリコ

東洋精糖

●高麗人参+サンショウ+ショウガ

日本粉末薬品

●リンゴンベリー

オリザ油化

●ライチ由来ポリフェノール

アミノアップ化学


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