バチルテクノコーポレーション(03-6202-0007)は、あらゆる有機系排水処理に対応可能な「AT-BCシステム」を開発し、食品工場から下水処理に至る幅広い分野の排水ソリューションに貢献している。
AT-BCシステムは、高濃度に優占培養された「バチルス菌(好気性菌)」をAT-BC装置(立体回転装置)と組み合わせることにより、在来菌では処理できなかった窒素、リン、悪臭の除去、有機系の高濃度排水処理に極めて高い効果を発揮する画期的なシステムとして高い評価を得ている。また、瞬時に臭気成分を吸着・分解する能力があり、臭気発生箇所に優先培養されたバチルス菌を投入すると臭気の発生が抑制される。脱水汚泥の臭気もほとんどないため、食品製造施設でのクレームになっている臭気対策にも貢献する。
既存の排水処理設備の問題点として、能力オーバーで処理水が悪化している、場所が無いため増設計画が立たない、ランニングコストが高い、窒素・リンの処理が出来ていない、臭気が発生している等様々な問題を抱えているが、AT-BC装置を曝気槽の前処理装置として導入し、バチルス菌を1回のみ既存の曝気槽に投入するだけで問題点を全て解決する事ができる。AT-BC装置は前段で70%以上のBODを除去ができるため既存の曝気槽の能力が倍以上になる、処理能力が倍以上になっても曝気ブロワーの増設はいらない、既設槽上に架台を組んで載せる事ができる為スペースを取らない、窒素90%以上・リン70%前後の除去が出来る、臭気が殆んど出ない、増設工期は2週間程度で可能等様々なメリットがある。また、余剰汚泥が大幅に削減できるなどの導入メリットがある。
96年より納入を開始、国内の乳業・飲料、弁当、納豆、製麺、パンなど幅広い食品工場及び畜産、食肉解体などで納入が堅調に進んでいる。また国内外における販売提携会社や販売代理店も順調に増えており大型物件の受注数も伸びている。民需のほか、ここ数年は海外のゴミ浸出排水や下水処理場でも納入実績を伸ばしている。とくに中国では数年前より現地の公共機関や民間企業とパートナーシップを構築し、脱窒・脱リンなどを目的とした大型ゴミ浸出排水等への納入実績が急増している。中国はGDPの急成長とは裏腹に下水処理設備の普及の遅れが喫緊の課題と言われる。高い処理能力と安定性が評価されたAT-BCシステムを核に、中国需要に対しスクラムを組んで機動的に対応していく構えだ。