食品製造業の工場・倉庫では、生産性向上の追求に加え、近年の労働市場の変化に対応した省力・省人化をはじめ、より一層の安全・衛生対策に資するマテリアルハンドリング装置・技術が求められている。製造・物流現場を担う人材の確保・育成は、特に食品製造業において頭の痛い課題。労働集約的な従来の現場設定はすでに破綻の様相が色濃い。一方、安全・衛生対策の面からは、人間の介在をなるべく減らしたいとの意向が強く、今後自動化の流れがさらに加速するものと見られる。
食品製造業の製造・物流現場では、“TPP”参加論議の高まりを背景に国際競争力増強を念頭とした生産性向上への取り組みが進みつつある。原発事故の発生で完全に水をさされた格好だが、日本の加工食品がその安全・衛生面での優位性を武器にアジア市場でブランドを確立しつつある中、最大のネックとされる価格面でも各国消費者の広範な支持をとりつけ、巨大需要の取り込みを狙う。生産性向上は、そのためにも取り組まざるを得ない喫緊の課題。その中でも特に期待を寄せられているのが工場・倉庫の生産工程における原材料・製品のハンドリング効率化だ。実際、「マテハン装置・技術の有効活用が生産性向上のカギ」(加工食品SCM担当役員)との声もあり、これを支持する関係者は少なくない。
<省力・省人化を支援する自動化装置の注目供給企業>
■異物混入・包装不良検査に最適な「LEDバックライトコンベヤ」
■自動倉庫を中心に総合的なマテハンシステムソリューション提案
○ダイフク