未分類

【8月号】でん粉素材の特性と応用

nikuman.jpg

 加工食品の品質や美味しさを高めるうえで、安価で多様な機能をもつでん粉素材の果たす役割は大きいが、2008年までは加工でん粉の表示規制がなく、利用の実態、利用法はメーカー及びユーザーのノウハウ部分が大きかった。

 09年3月から加工でん粉の表示が実施され、加工でん粉の利用法が明らかになりつつ使いやすくなる一方で、表示義務が発生したことで添加物表示の必要のない物理的処理品の開発も進んできている。ただし、加工でん粉表示の影響はそれほど大きくはなかったようで、やみくもに加工でん粉の使用が避けられるなどという混乱した事態にはならなかった。

 加工でん粉の応用が広がっていることで、需要量は伸びているようで、麺の腰の強さや、モチモチ感のあるパン製品など、以前からアプリケーション開発が行われてヒット商品を出してきた経緯もある。今でもアプリケーションの提案を基礎に積極的な開発がなされている。



<でん粉素材の主なサプライヤー>

 ・グリコ栄養食品

 ・日本食品化工

 ・松谷化学工業

 ・ロケットジャパン


関連記事

  1. 有機酸の市場動向
  2. 【HACCPレポ】より高レベルでの安全性を求め、欧米で導入が進展…
  3. 【市場動向】健康食品の市場動向と素材・技術研究4 (製造機器)…
  4. 【1月号】食用塩の市場動向
  5. 【品質・安全】品質・安全管理のためのモニタリング機器
  6. 【2月号】食品加工用酵素の市場動向
  7. クローズアップ
  8. 【品質・安全】品質・安全管理のためのモニタリング機器

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2025

PAGE TOP