~安心・安全ニーズの高まりと機能性向上で急速に浸透~
![HP9月号食品機械用潤滑剤イメージ.jpg](https://www.kenko-media.com/food_devlp/HP9%E6%9C%88%E5%8F%B7%E9%A3%9F%E5%93%81%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E7%94%A8%E6%BD%A4%E6%BB%91%E5%89%A4%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8.jpg)
食品工場の機械・設備向けに特化したNSF H1登録潤滑剤(離型剤は3H)が食の安心・安全ニーズの高まりを背景に急速に浸透している。食品安全管理に関するGFSI承認スキーム、FSSC22000の認証取得拡大がその要因。同規格の認証取得でNSF H1登録潤滑剤の使用が要求されているからだ。
流通サイドの要請もあって、食品・飲料メーカーをはじめ、サプライチェーン全体に同規格の認証取得が広がる中、NSF H1潤滑剤の需要も確実に膨らんでいる。その使用領域も食品工場内の様々な設備・機器に及び、すでに実態としては「食品機械用」ではなく、「食品工場用」との表現がふさわしい。2006年に同潤滑剤の製造品質管理の新スタンダードとして立ち上げられたISO21469認証取得や、潤滑性能の向上・改善を追求、製品データ公開など、差別化の動きも顕在化している。