ここ数年の食品安全に関わる事故の増加と規制強化に対応して、安全性の検査項目は拡大の一途をたどっている。加えて昨年の原発事故を機に、食の安全検査に放射能の検査が加わり、新たに食の安全検査受託事業に参入する分析事業者の動きも出てきている。
受託検査機関としては、ユーザーニーズや対象食品に対する検査メニューのカスタマイズ提案をいかに効率良く行うかが課題として浮上。さらに新しい分析項目や、登録検査機関の認定、ISO17025の試験機関認定の取得、さらに分析前のデータの絞り込みや、分析後のデータ解析、さらに改善提案まで行うコンサルティング機能が求められている。
<主な受託試験機関>
=残留農薬検査、微生物検査、水質検査、異物混入検査、残留放射能検査
=食物アレルゲン検査、放射性物質検査、残留農薬分析、カビ毒分析、トランス脂肪酸分析、栄養成分分析
=香り・臭気の成分分析、残留放射能検査
=栄養成分分析、残留農薬・動物用医薬品分析、微生物分析、放射性物質分析、異物・異臭分析、輸入検査、コンサルティング
=薬物・毒物分析、異物・異臭分析、放射能検査、材料の構造解析、血中の成分分析
=産地・原料由来判別検査、残留放射能検査
=残留農薬・動物用医薬品分析、カビ毒分析、放射能分析
=残留放射能検査