消費者の高品質・本物・安全志向の需要の波にのり、順調に市場を伸ばしてきた天然調味料だが、数年来続く消費不振で、全体的な動きは鈍化している。とはいえ食品全体に占める調理済食品・調味料の支出比率は上がっていることは市場にとって好要因といえる。各種調味料の市場も、ピュアなエキスタイプやリキッドタイプの調味料の訴求、消費者の安全性のニーズに対応する形で、コク・雑味を付与するペプチド系調味料(酵母エキス、酵素分解たん白加水物)の伸長など、その内容にも少しずつ変化が見られる。各調味料メーカーには細かなユーザー・ニーズ、消費者の変化自在なトレンドに対応する高付加価値製品の提案が求められている。
●注目の天然調味料サプライヤー
(畜肉、水産、野菜エキス)
・アリアケジャパン
・イズミ食品
・井村屋製菓
・共和テクノス
・協和発酵工業
・大日本製薬
・宝酒造
・日研フード
・丸善食品工業