CO2システムズは、小型・無電源の弱酸性次亜塩素酸除菌水生成装置「除菌革命」を開発した。
同装置は専用原液(次亜塩素酸ナトリウム)を炭酸水で希釈し除菌水を生成する。炭酸水にはpHをほぼ一定に保つ緩衝作用があるため低コストながら除菌効果の高い水を高効率に生成することができる。除菌試験では腸管出血性大腸菌O157などの食中毒菌のほかノロウイルスやインフルエンザなど感染ウイルスにも有効であることが確認されているという。
同装置は、炭酸ガス圧を動力に原液と混合できる独自機構を搭載。そのため無電源で原液に直接触れることなく除菌水を生成することができる。電気系統をもたないため故障リスクが極めて低く、またコンパクトなステンレス製(壁掛け式)のため設置場所も選ばない。同機構は国内特許取得済で国際特許も出願中。
装置以外に必要なものはアルミバッグ交換式の原液と炭酸ガスボンベのみ。本体価格は86万円(税別)。除菌水1リットルを5円程度で生成可能で、コストパフォーマンスに優れた除菌ソリューションとして食品、介護、理美容、農業、さらには無電源ならではの災害時の感染症対策など幅広い分野への提案を行っていく。