ICL JAPAN の販売している透明飲料向けホエイたん白製品「BEKAPLUS®(ベカプラス)BP900」(たん白含量87%以上)は、風味に優れているため飲料にたん白を高配合できる。水にクリアに溶解し、たん白臭や収斂味は極わずか。脱脂乳から膜処理で製造するため低温でたん白変性が少ないことと、製造時にリン酸を加えるという特殊製法を用いているため風味に優れた製品ができる。現行の粉末品に加え、国内製造の顆粒品も扱う予定。
スポーツドリンクや果汁飲料、酸性乳飲料に提案しており、500mlにたん白を10~25g配合しても風味に影響しないため、誰でも手軽に摂取できるプロテイン飲料製品ができる。
また同社は先ごろ、濃縮ミセラカゼイン「BEKAPLUS®(ベカプラス)BP800」の取り扱いも開始。脱脂乳を膜ろ過で濃縮する製法で作られており、牛乳中に存在するミセル状態が壊れずにそのまま存在している。そのため牛乳の味とほぼ同じで、さらっとしたクリアな風味を呈し、最終製品の味を損なうことなく、生乳の風味を生かすことができる。
中性のたん白強化飲料やヨーグルト、栄養補助食品など従来のカゼインやMPCが使われていた分野に、風味の良さを訴求して提案を進めていく。吸収が遅いため満腹感を維持しやすいことから、ダイエットサポート製品にも向いている。