セラミック膜フィルターの開発・製造を行うフランスのTAMIアンデュストリー社は、日本市場での製品販売網の拡大を目指すため、パートナー企業の募集を開始した。
セラミック膜は、他の素材の膜に比べて耐久性に優れ、耐薬品性が高く、温度にも全く影響を受けないほか、機械抵抗が高いことから、近年これを利用する分離方法が拡大している。日本市場でも食品、製薬、環境保全などの分野で需要が膨らむ可能性が高いことから、販売網の拡大により市場に攻勢をかける。
同社が提供するセラミック膜は、産業用管状膜と、実験室での試験用デッドエンド及びクロスフローろ過に使用する平膜の2種類。
特徴は、①独自形状(特許取得の非円環状の流路)による高密度化で実現された高い浸透性、②精密ろ過、限外ろ過、高度限外ろ過(特許取得の積層)に適した幅広い孔サイズの選択肢、③圧力に対する高い機械抵抗(特許取得の基板材)、④高い耐薬品性(pH0~4)、⑤高温耐性(最高300℃)、⑥目詰まりしにくい構造、⑦耐久性(平均寿命は競合する有機膜の3~4倍) など。