三菱ケミカルアナリテックは、国内メーカーでは初めてGMP対応の機能を搭載したカールフィッシャー水分計「CA-310」を今月1日に発売。9月6日から開催のJASIS 2017(幕張メッセ)にてお披露目(写真)された。
従来はパソコンを用いていたシステム管理を、CA-310では生データを含むすべてのデータをリアルタイムで装置本体の内蔵メモリに保存するなど監視証跡、データインテグリティ対応が可能となった。また、GMP対応で求められるSOP作成支援機能の搭載に加え、製薬メーカー等における試験業務統合管理システム(LIMS)等の外部システムへの接続も可能。
さらに従来品にはなかった自動化機能(給排液、立ち上げ/停止、高速無水化、試薬情報の登録など)を追加するなど、ユーザーからの声を反映した操作性の向上も図られた。国内小売価格は100万円。